コバルト金属粉末(Co)

化学名： コバルト

化学式: Co

包装: ドラム缶

製品: コバルト粉末、コバルトナノ粉末、コバルト金属片、コバルトスラグ、コバルト金属ターゲット、コバルトブルー、金属コバルト、コバルトワイヤー、コバルトロッド、

CAS No. 7440-48-4

コバルト (Co) 金属国連番号: 3089

分類: コバルト (Co) 金属 TSCA

化学的特性: Co 含有量 99.8% ～ 99.99%

説明

コバルトは脆くて硬い金属で、外観は鉄やニッケルに似ていますが、透磁率は鉄の約 3 分の 2 です。ニッケル、銀、鉛、銅、鉄鉱石の副産物としてよく得られ、隕石の中に存在します。

コバルトはその異常な磁力により他の金属と合金化されることが多く、その外観、硬度、耐酸化性により電気メッキに使用されます。

コバルトは多用途金属として、超合金などの伝統的な分野での地位を強化し、充電式電池などのいくつかの新しい用途でもより多くの用途が見出されています。

合金-
コバルトベースの超合金は、生成されるコバルトのほとんどを消費します。これらの合金は温度安定性により、ガスタービンやジェット航空機エンジンのタービンブレードでの使用に適していますが、この点ではニッケル基単結晶合金の方が優れています。コバルトベースの合金は耐腐食性と耐摩耗性もあります。特殊なコバルト-クロム-モリブデン合金は、股関節や膝の置換などの人工器官部品に使用されます。コバルト合金は歯科補綴物にも使用されており、ニッケルアレルギーを避けるのに役立ちます。一部の高速度鋼には、耐熱性と耐摩耗性を高めるためにコバルトが使用されています。アルニコとして知られるアルミニウム、ニッケル、コバルト、鉄の特殊合金、およびサマリウムとコバルトの特殊合金（サマリウム コバルト磁石）は、永久磁石に使用されます。

電池-
コバルト酸リチウム (LiCoO2) は、リチウムイオン電池の電極に広く使用されています。ニッケルカドミウム (NiCd) バッテリーやニッケル水素 (NiMH) バッテリーにも大量のコバルトが含まれています。

触媒-

いくつかのコバルト化合物は、化学反応において触媒として使用されます。酢酸コバルトは、ポリエチレン テレフタレートの製造における重要な化合物であるテレフタル酸およびジメチル テレフタル酸の製造に使用されます。混合コバルト・モリブデン・アルミニウム酸化物を触媒として使用する、石油製造のための水蒸気改質と水素化脱硫も、別の重要な用途です。コバルトとその化合物、特にカルボン酸コバルト（コバルト石鹸として知られる）は優れた酸化触媒です。これらは、特定の化合物の酸化による乾燥剤として、塗料、ワニス、インクに使用されます。同じカルボン酸塩は、スチールベルトラジアルタイヤのゴムとスチールの接着を改善するために使用されます。

顔料と着色料 -

19 世紀以前は、コバルトは顔料として主に使用されていました。中世にスマルトが生産されて以来、青い色のガラスが知られていました。スマルトは、焙焼鉱物スマルタイト、石英、炭酸カリウムの混合物を溶かすことによって製造され、製造後に粉砕される濃青色のケイ酸塩ガラスが得られます。スマルトはガラスの着色や絵画の顔料として広く使用されていました。 1780 年にスヴェン リンマンがコバルト グリーンを発見し、1802 年にルイ ジャック テナールがコバルト ブルーを発見しました。アルミン酸コバルトのコバルトブルーと、酸化コバルト(II)と酸化亜鉛の混合物であるコバルトグリーンの2色は、安定性に優れているため、絵画用顔料として使用されていました。コバルトは青銅器時代からガラスの色付けに使用されてきました。