「軍民両用品の輸出規制」解除に対する中国の発言

中国国務院商務部の報道官は、中華人民共和国のデュアルユース品目の輸出規制リストの公表に関する記者団の質問に答えた。

中国国務院により、2024 年 11 月 15 日、商務部は工業情報化部、税関総署、国家暗号局と共同で 2024 年公告第 51 号を発表し、 2024年12月1日から施行される「中華人民共和国軍民用途品の輸出規制リスト」（以下「リスト」という）。商務省は「リスト」に関する記者の質問に答えた。

Q：「List」リリースの背景を紹介してください。

回答: 統一的な「リスト」の策定は、「中華人民共和国輸出管理法」および「中華人民共和国軍用品の輸出管理に関する規則」（以下「中華人民共和国輸出管理法」という。）を実施するための基本要件である。これは間もなく施行される予定であり、輸出管理制度を改善するための重要な改革策でもあります。 「リスト」は、廃止が目前に迫っている核、生物、化学、ミサイルなど、レベルの異なる複数の法的文書に添付されている二重用途輸出規制リストの品目を引き継ぎ、国際的に成熟した経験と慣行を十分に活用するものとなる。 。主要10業種、5品目の区分方式により体系的に統合し、輸出管理コードを一律に付与して完全なリスト体系を形成し、「規則」と同時に施行する。統一された「リスト」は、すべての当事者がデュアルユース品目の輸出管理に関する中国の法律と政策を完全かつ正確に実施し、デュアルユース輸出管理のガバナンスの効率を向上させ、国家の安全と利益をより良く保護し、次のような国際義務を履行するのに役立ちます。不拡散を実現し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安全性、安定性、スムーズな流れをより良く維持します。

質問: リストの管理範囲は調整されましたか?中国は将来、リストに品目を追加することを検討するのでしょうか？

Ａ：中国がリストを策定する目的は、現在管理されているすべてのデュアルユース品目を体系的に統合し、完全なリスト制度とシステムを確立することである。現時点では具体的な管理範囲の調整は行わない。中国は常に合理性、慎重さ、節度の原則を遵守してデュアルユース品目の出品を行ってきた。現在、管理されているデュアルユース品目は約700品目であり、主要国・地域に比べて大幅に少ない。今後、中国は、国家の安全と利益を守り、不拡散などの国際義務を果たす必要性を踏まえ、広範な調査と評価に基づき、産業、技術、貿易、安全保障等を総合的に検討し、「国家安全保障」を推進する。合法的、着実かつ秩序ある方法で品目の出品と調整を行うこと。